TASTE OF CENTURION vol.5

食

and CURRY

あいがけカレー

そら豆とキーマ&旬野菜と豆のカレーのあいがけ¥1,300、
たまごのアチャール¥100、ターメリックミルク¥300

2種類のカレーのあいがけに3種類の副菜とトッピング。ごはんは青森産「まっしぐら」の五分づき。未知の味と香りの冒険に導くために皿の上に描かれた地図のように見える。この日のカレーは、そら豆とキーマ(右)に旬野菜と豆のカレー薬膳バージョン(左)。スパイスの香り、旬の野菜の素材感、味付けはとても自然なのに奥行はどこまでも広い。それぞれを食したら、境界あたりで出会う味の変化を楽しんで、ときどき副菜に寄り道。副菜はレンズ豆と紫キャベツとルッコラのサラダ、インゲン豆とココナツの炒め物、そしてヨーグルトのライタ。地図の中心はスパイスとオイルで漬けたたまごのアチャール。カレーに馴染んだ舌をリセットしてくれる。最後は、副菜もぜんぶ混ぜて食べつくすのがおすすめ。and CURRYは、毎週2日を「キッチン開放日」としてカレーを提供している。オルタナティブ・カレーと称する自由な発想から生まれるメニューは毎日違う。基本は3種類のカレーとお好み2種のあいがけ。だから、冒険は尽きることがない。

Photo by Hitomi Wakui
Text by Kazuhide Miyata

スパイスでおいしくなる
and CURRYのカレーレッスン
2019年5月立東舎刊
¥1,500本体

and CURRY

阿部由希奈さんがカレーに魅了されたのは5年前。「流しのカレー屋」として業態の違うレストランとのコラボや地方イベントで創作カレーを提供していたが、2018年夏にいまのお店を世田谷に開設。流しも続けながら、週2日だけ営業している。

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世田谷区羽根木1-21-24
andcurry.com